【コラム】停戦への祈り
ラトビア・ヘイズ オーナーの谷本瑞絵です。
今日もコラムをお読み下さり、
ありがとうございます。
昨年同様、
新年を迎える時期に、ある想いがあります。
ウクライナの人達は
無事に年を越せるのだろうか。
当店の商品の生まれ故郷
ラトビアもかつてロシアの一部でした。
ラトビアの友人たちからも
話題に挙がるウクライナ情勢。
最近、ウクライナ停戦の
可能性が高まっています。
「私なら24時間に戦争を終わらせる」
と発言した
トランプ大統領が当選して以来、
ウクライナ情勢における私の期待は、
ますます強まっています。
その背景には
昨夏訪れたラトビアと
リトアニアで心に深く刻まれた
体験があります。
街中には、
多くのウクライナ国旗が掲げられ、
政府機関の建物には自国の国旗とともに
ウクライナ国旗が風になびいていました。
旧ソ連の一部だった両国は、
ウクライナへの支援に全力を注いでいます。
ラトビアの首都リガで滞在した
ホテル前のヴェールマネ庭園では、
ウクライナ支援イベントが行われていました。
そこでは、
ウクライナの音楽、民族衣装、民芸品、
料理や文化を紹介するブースが並び、
コンサートスペースでは
ウクライナのミュージシャンや
ダンサーたちが支援を表明。
戦争の中で
失われかけている文化を
守ろうとする人々の情熱に満ちた
イベントとなっていました。
私はベンチに腰掛け、
戦争の行方について
思いを巡らせていると、
中年の男性が近づいてきました。
彼は、
とても申し訳なさそうに
ラトビア語アクセントの
英語でこう頼むのです。
「せっかくくつろいでいるところ
本当に申し訳ないのですが、
そのベンチをこの男性に
どうか譲ってもらえないでしょうか。
彼は、
ウクライナから避難してきて以来
毎日このベンチで過ごしているんです。
彼にとって、特別な席なんです。」
私はすぐに立ち上がり、
その高齢男性に譲りました。
そして、
「この方は、
ロシア語しか話さないので
私は通訳しただけなので。」
旧ソビエトの一部だったラトビアでは、
ロシア語を話す人が多いのです。
その中年男性が去った後
私はスマホのロシア語機能を使い、
高齢男性に笑顔で伝えました。
「この席がお好きなんですね。」
彼は無言で、うなづきました。
その険しい表情には
戦争がもたらした深い傷がありました。
その日の夕方、
空港へ向かうタクシーで
運転手と話す機会がありました。
「私も明日、空港へ行くんですよ。」
彼は、
ラトビアで生まれ育つウクライナ人。
親戚に物資を届けるために
ウクライナへ向かうと
話してくれました。
飛行機は隣国までしか飛ばず、
陸路で国境を越え、
ウクライナへ入るのだそうです。
私は彼に尋ねました。
「この戦争を
どうしたらいいと思いますか?」
彼は、悲しみを込めて言いました。
「とにかく戦争を止めてほしい。
領土の話は後からでいい。
今はとにかく命をを守ってほしい。」
その切実な思いが、
深く胸に響きました。
私にできるのは
本当に小さなことしかありません。
ベンチを譲ること。
こうして情報を発信すること。
そして、
ウクライナを支援する
ラトビアの商品を紹介すること。
本当に小さなことですが、
間接的にウクライナ支援に
つながると信じています。
ニュースを追いながら、
あの高齢男性と
勇敢なタクシー運転手のことを思い出し、
停戦の日が1秒でも早く訪れ、
来年は明るい未来が
見えていることを祈ります。
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高齢男性にベンチを譲ってほしいと
話しかけてきた中年男性は、
気になった様子で私に聞いてきました。
「あなたはどこの国の方ですか。」
日本と答えると、
空を見上げて両腕を開き、
「Oh!ライジング・サンの国の人!」
日の出ずる国の人?
ラトビアの人が持つ
日本のイメージに触れる
機会となりました。
それでは、また次回のコラムで!
こちらのコラムは、私、オーナー・谷本瑞絵が執筆する「LATVIA HAZE TIMES」から 抜粋して掲載しています。
ラトビア・ヘイズの商品をもっと楽しく使っていただくために、さらに当店と出逢ったことで毎日をもっと豊かに感じてもらえるための情報を満載してお届けしています。