琥珀(アンバー)は、宝石として扱われますが、実は、石ではなく樹脂です。
松柏科植物(マツ、スギ、ヒノキ)などの樹木は落雷や害虫などに傷つけられると樹液(樹脂)を分泌します。その樹脂が2万年〜6000万年もの歳月をかけて化石化したものが「琥珀」となります。
◆バルト海の琥珀は、世界最高峰
琥珀は世界各地で採れますが、特にバルト海沿岸で産出される「バルティックアンバー」は、高品質で希少価値が高く、多彩な色合いと透明度を特徴に持ち、世界最高峰として知られます。3500万年以上も前の絶滅した、主に松の木の樹液が流れ出し化石化。植物が生息する地層により微妙な色の変化がおこり、誕生年にとって黄、コニャック、チェリー、赤、白など様々な色があり、透明度においては104種類を超えます。その軽さも特徴で、古代から護符や装飾品として親しまれてきました。
◆美容と健康にも世界最高峰
琥珀に含まれる成分が人体組織に非常に近く、副作用やアレルギー反応を起こしにくいことが医学的研究で解明されており、美容や健康の分野でも活用されています。特に、琥珀から抽出されるコハク酸は、エイジングケアに有効であることが多くの文献に記されています。琥珀に、虫や植物がそのまま抱き込まれ保存されているものを見かけますが、それは琥珀が持つ抗酸化作用の強さを証明しているのです。中でも、バルティックアンバーは、他の地域の琥珀に比べて最も多いコハク酸を含むため、美容効果も世界最高峰なのです。
◆静電気特性と遠赤外線効果
さらに、琥珀はその静電気特性からマイナスイオンを発生させ、遠赤外線に似た放射効果を持つとも言われています。 これらの特性がリラクゼーションや健康増進に役立つとして、琥珀を壁に張り巡らせたサウナや、琥珀に特化したエステ、サナトリウムがバルト三国で見られます。
◆歴史的な民間療法
赤ちゃんの歯ぐずり緩和や虫よけ、止血剤、さらには喘息などの呼吸器療法、また、内臓の免疫力を高める内服薬として、琥珀の民間療法としての歴史は長く、多岐にわたります。
この貴重なバルティックアンバー配合のバスアイテムの魅力を、ぜひお楽しみください。
オーナー谷本瑞絵